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鳥谷 佳穂さん 21歳 大学中退 正社員 

 

<毎日、今を生きてるいるな、って実感しているんです。>

藤村「こんにちは、2月から人事採用として、社長の中福さんにハンティングされた藤村です。
お互い、自己紹介をしながら、お話を聞かせてください」

 

鳥谷「こんにちは。初めまして、でもありますね。少し緊張しておりますが、宜しくお願いいたします。って、何から話せばいいんですかね?」

 

藤村「まず、私はまだ来たばかりですが、社長の中福さんと一緒にお仕事した経験があるし、お互い、
最初の仕事がリクルートで始まっているので、波長があうというか、どんな会社にしていきたいかを
よく理解しているつもりですので、あっという間に馴染んでしまい、既に毎日楽しく元気よく、
オフィスに来ているけど、鳥谷さんはどうですか? 毎日の今の気分は?」

 

鳥谷「昨年の7月に入社したんですけど。カホンに来てから、ジェットコースターみたいで、
ほんと毎日が面白い。」

 

藤村「ジェットコースターか(笑) それは楽しめていると思っていいのかな?」

 

鳥谷「う〜ん、楽しんでいる? はい楽しいですけど。毎日お客様に会う中で、アポイントメントが
うまく採れないとか、提案した企画がイケてないとか、悔しい場面は、たくさんあるし、まだまだ
わからないことばかりで、オタオタしちゃうし。」

 

藤村「なるほど、今はもがいている感じなのかな?」

 

鳥谷「そうですね、でもなんか、夢中になっているんですよ。これまで、こんな夢中になっていることはなかったかな?って感じています。」

 

藤村「今まで、夢中になったことは、他にもあるかしら?」

 

鳥谷「はい、私、絵を描くのが好きで。模写とか得意です。そういう好きなことしているから、
それは楽しくて夢中になっていました。」

 

藤村「それだけかしら?」

 

鳥谷「あと、ピアノも好きだった。そうそう、意外だったのは、アルバイトも、しめ縄づくりとか、
塾講師とか、飲食業の接客、試食販売、住宅展示場の受付とか、色々アルバイトしていました。
そうだなあ、アルバイトしていて、私は仕事が好きなんだと、人と接する仕事で活かされていると、
感じ始めていたかもしれません。」

 

藤村「そんな佳穂ちゃんが、どうして今の仕事、辛い嫌なことがあっても、夢中になっていると、
言い切れるのかしら?」

 

鳥谷「それは、責任感です。ハイ、心地よい?かもな緊張感に。自分が動かないと始まらない。
ちょっと辛くても頑張った分は、お客様の笑顔や、営業数字、あと自分のアイディアを一から企画書に
仕上げて提案を受け入れて戴けることもある。目に見える形で自分の努力が現れて、私の承認欲求も
満たされる機会があるのです。」

 

藤村「目に見えると、気持ちいい?」

 

鳥谷「すごく気持ちいいです。自分が少しずつでも成長している、チームに貢献できていると、お腹の中から思えます。昨日より今日、今日より明日って、成長するってこんな感じなのかな?と、自分で目に
見えて感じ始めています。」

 

<子どもの頃は、研究者になりたかった>

藤村「今、夢中ってことは理解できた、もう少し深掘りしてみようか? 子どもの頃は、どんなオトナになりたかったのかな?」

 

鳥谷「えっ? どんなオトナですか??? ちょっとズレていたらごめんなさい。私、中学校の理科の
先生が素敵で、研究者になりたかった。なんとなく漠然と。田舎で育ったこともあり、自然が好き
でした。研究分野とかを深く考えていなかったけれども。」

 

藤村「おっ、大きく出ましたね。研究者かあ。」

 

鳥谷「私、高知県の土佐で生まれ育って、田舎で育ってたりすると、だんだんと自然が破壊されて、自分は将来環境浄化に役立つ技術を開発したいと。土佐と神戸って、西日本に住む人には遠くない感覚があります。だから、阪神大震災や東北の震災とか、放射能の問題とか、私の中では結構真面目に、自然保護の観点とか、人智を尽くして、解決できたらいいな、と漠然としていますが感じていたのですよね。」

 

藤村「そうなんだ、で、何故、高知から東北の大学に行ったのかな? 震災の影響なのかしら?」

 

鳥谷「いえ、と、言うより、子どもの頃から家族旅行で結構色々と行っていたのですが、東北は行った
ことがなくて。」

 

藤村「なんだか、物凄く不思議な理由な感じがする(笑)」

 

鳥谷「第一志望にはご縁がなくて、第二志望の大学に進みました。正直、受験勉強に真剣になれなかった自分が居ました。」

 

藤村「それは、あんまり満足しないまま、進学してしまったと言うことかな?」

 

鳥谷「イエ、そんな不埒な理由で進学した訳でもないです。ただ正直周りの方々が、自分と較べられないほど、努力をしていらして、自分とは種類の違う人類だと思ったんです。だから、物凄く自分も勉強も
したんですが。でも、なんか、なんて言えばいいのかな? 本気で勉強するって感じより、しなくちゃ
ならない、って。正直、本気の勉強じゃなかった。世界を知らなくて、戸惑った感じです。」

 

藤村「そうか。。。」

 

鳥谷「そんな感じで、アルバイトをしていると、人と接していく中で、みんな違う、世界が広がると感じたのかもしれません。仕事をすることに目覚めてしまったと言うか。」

 

藤村「でも、大学を中退するって、大きな決断だよね。それだけの理由で決めちゃったのかしら?」

 

鳥谷「二つ、自分の背中を押したことがあります。」

 

藤村「差し支えない範囲で、お話しして貰っても良いかな?」

 

鳥谷「一つは、私は四人兄弟の末っ子で、9歳年上の兄に可愛がって貰えていて、その兄と、その頃たまたま、山梨の琵琶湖に旅行したのです。」

 

藤村「琵琶湖は、滋賀県だけれどもね(苦笑)」

 

鳥谷「あはは、私、そんな感じなんですけど(苦笑) その時、なんか話の流れで、兄に、その時に、
私が考えてる、感じていることを話したら、もう無理して我慢して、東北の大学に居て、そうじゃなくてもいいんじゃないの?って。 辞めて東京に来るならば、住む所とか、手伝うよ、って言って貰えたん
です。」

 

藤村「それは、助かると言うか、佳穂ちゃんの感覚を見透かしている感じね。」

 

鳥谷「そうですね。私以外の兄弟は物凄く成績も優秀で、いつも較べられて居て、自分は、だからこそ変な努力をして居たのかもしれないし。兄には見えて居たのかもしれません。」

 

藤村「もう一つの理由は?」

 

鳥谷「ちょうどその後に、3年生後期の頃かな? 指導教授に仙台の民間企業でインターンシップを
してみたいとご相談してみたんですけれど。。。」

 

藤村「どうだったのかな?」

 

鳥谷「はい、なんかとても考え方が違うと言うか、自分を全否定された感じになりました。働いて、
法人税や所得税を納める事、それは社会貢献だと思うと。自分は研究職向きでは無いかもしれないけど、形を変えて、自分には難しいかもしれない研究職の方のお仕事の手助けになるかもしれないから、
インターンシップで、働くということを真剣に考えたいと説明したんですが。」

 

藤村「うまく伝わらなかった?」

 

鳥谷「はい、たぶん、自分の説明の仕方が子どもっぽかったと、今は思います。」

 

<今が最高と、言い切れるオトナが素敵だと思うんです>

藤村「そして、大学を辞めると決めて、東京に出て来ちゃった、のね」

 

鳥谷「はい、その日がカホンのインターンシップの初日でした」

 

藤村「そしたら、色々と驚く事あったと思うけどな。」

 

鳥谷「はい、でも、そんなこと感じる間も無く、夢中で、あっという間に3日が過ぎていました。
何もかもが新鮮でした。そして3日目のインターンシップ終了後に、中福さんとの面談で、東京で暮らすのは、何かとお金が掛かることが判りましたから、他にアルバイトも探したいって話したんです。
中福さんは、この3日間で、君が頑張れる姿は見て来た。君が『自分で考え、決めて、行動する、
そんな風に覚悟できるならば、正社員になるっ? 適性検査の結果では、イケそうと出ていたよ』と、
ご提案いただいたのです。なんか、認められたし、拾われた感じがして。絶対に貢献したいって、
瞬時に感じたのです。」

 

藤村「若いのに、貢献って、またすごいこと言っちゃったよね?」

 

鳥谷「そうなのかな? でも、そう自分で、決めたんです。そうなんです。私この時初めて、自分の人生を自分で決めたんです。そして、成長してやるぞっ!と、力こぶを作りたくなりました。」

 

藤村「それはおめでとう(拍手) オトナの階段、一つ昇ったのかな?」

 

鳥谷「そうなんですかね? そこまでちょっと自分では自覚までして居ませんが。」

 

藤村「今までのお話を聞いていると、自分に向き合うとか、嫌なことから逃げるとか、いつも回避して
たのね。だけれども今、そんな感じじゃないでしょう?」

 

鳥谷「そうかもしれません。7ヶ月でグンと成長しているかもしれません。でも、無理や我慢は、やはり
したくない。そういう時は、今まで逃げていた自分が居ました。でも、今回は自分で決めたと思えたんですよね。そしたら、自分が傷つかないための、これまでのやり方じゃ、違うんじゃないの、と思ったんです。やり方を変えなくちゃって。」

 

藤村「具体的にどう言うことかしら?」

 

鳥谷「習慣にしちゃえばいいんです。嫌なことは。歯を磨くこととか、顔を洗うとか、お風呂に入るとか、嫌いとか好きとかじゃなくて、当たり前にやることにしちゃえば、そう自分で決めれば、継続出来るのだと、カホンの仲間と一緒に過ごす事で、理解できちゃったんです。」

 

藤村「それは、名案だよね?」

 

鳥谷「そうですかね? 先輩はみんなそうしているし、自分にも出来ると確信しちゃったんです。」

 

藤村「なんだか、ワクワクするほど成長してるなと、私は感じるな。」

 

鳥谷「今まで、傷つかないために逃げて居たと思った。でも、自分で決めるって、全部自分で選んだら、逃げたいと思わなくなりました。選ぶ自由と引き換えに、自分で決めるという不自由かな(笑)」

 

藤村「そうか。。。自由は不自由と認識出来た。大きな成長だ!
では、最後に、今後、どうしたいのかな?」

 

鳥谷「大学時代に出会った、自分が大きく変わるきっかけになった方から、色々とお説教されてまして。親と対峙できて居ない。嫌なことから逃げるな。自分と向き合えとか。でもその時は、本当に理解できて居なくて。生返事して居たのかな? でも、今は、その社長が教えてくださった、今が最高に楽しいと
感じているオトナになれ、そのことを実現したいです。心からなりたいな、と。そんな先輩や仲間が
居てくれる、カホンで自分の居場所を拡大したいと思っています。」

 

藤村「いいね、私も、若いメンバーから、素敵なオトナと言われたいから、佳穂ちゃんに負けないよう
ファイトする気分になれた、インタヴューでした。今日は、貴重なお時間ありがとうね!
これからも一緒に、いい会社にして、素敵なオトナになろうね。お疲れ様でした!」